[ 今日の朝茶424 ] 回さない

お茶の淹れ方のお話をする時、30秒とか1分とか経ってから急須を回してから湯呑に注ぎ分けるのかどうかと云う話が出ます。

古い方に訊けば「急須はむやみに振り回すものじゃない」と言うでしょう。

山のお茶は特にその通りです。雑味の無いお茶にしようと思えば静かに淹れるのが良いでしょう。

急須の茶殻も茶濾しに偏らずに平らに残ります。

 

深蒸し茶を淹れる時、急須を揺すると湯呑みにお茶の細かな粒子が沢山入ります。

綺麗な緑色のお茶になります。多くの方が想像されるお茶の色でしょう。

深蒸し茶でも静かに淹れると滓は少なく多少湯呑の底が見えるくらいの水色になります。

味わいもさっぱりした感じ。滓が多い方が抹茶風のまったり味わいになります。

この辺になると「お好みでどうぞ」と云う事になります。

 

今日の朝茶は、本山茶1番茶の終盤のものです。

静かに淹れて、水色は金色透明、味は結構濃厚なのです。 ( ^^) _旦~~

 

今日は小学生がお茶の勉強をしに当店にやってきます。

どんなお話が出来るでしょうか!楽しみです。 !(^^)!

 

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