昨日は牧之原に行ってきました。
農研機構果樹茶業研究部門(旧国立茶業試験場)の一般公開日の見学と
茶業研究センター(旧静岡県茶業研究所)で開催された香り緑茶の試飲会参加でした。
数年の試行錯誤を経て、現在の「香り緑茶」は2時間ほどの間に5分間の撹拌3回行い
15℃の室内で12時間静置してから通常の蒸し煎茶製造に掛ける方法になっています。
撹拌作業は結構重労働なのでコンテナの茶葉を丸胴の撹拌機に送ってまた保管機に戻します。
これを繰り返す作業機です。
山間部では昔は普通にこれが行われてきました。
昼間に摘んだ茶葉を茶部屋に広げ、熱がこもらないように何度か手でひっくり返します。
山の5月の夜温はちょうど15℃位。人手があれば設備が無くてもできる作業です。
但し、天候の具合で毎日夜温が15℃と云う訳にはいかず、しっかりと再現性を確保する
ためにはこの様な大掛かりな設備の導入が必要になります。
帰りに茶葉を頂いてきました。
つゆひかりの4茶芽ですから品質はおのずから知れています。
微かながら萎凋した際の香りが出ています。
家で、電子レンジでチン、取り出してモミモミ。これを数度繰り返しました。
硬葉ですから揉み切れず、逆に広げて乾燥させました。
今日の朝茶は「香り緑茶試作品もどき」。
それなりに美味しく頂きました。 ( ^^) _旦~~
お茶の可能性が広がります。
数年後には日本茶AWARDに香り緑茶が登場するかもしれません。 \(^o^)/
丸胴型の撹拌機
生葉コンテナ。
ここから撹拌機に茶を送ります。
また、コンテナに戻します。
これを3回繰り返します。
試作品の試飲です。
頂いた生葉。
茎を取って電子レンジへ。
こんな風に出来上がりました。
微かな萎凋香。
うま味は薄いです。
コメント