物を売るのに品質の良さはもちろんのことですが、他との違いを訴えるのに物語を伝えるというのがあります。
「なぜ私達が、『今・ここで・これ』を販売しているのか」ということです。
当店のお茶は静岡市内で採れる「本山茶」を主体に「牧之原台地の深蒸し茶」をブレンドするものが多数を占めます。
これを物語にすると「静岡茶・本山茶は静岡出身の高僧聖一国師が茶の実を静岡市内足久保に植えたことに始まります。国師は群馬県世良田の長楽寺で永朝のもと修行をしその後中国へも渡って帰朝します。徳川家康公はその味わいを愛でた本山茶を御用茶園に囲って茶を作らせました。その家康公は武家の棟梁の証を求め世良田付近の得川村にそのルーツを求めました。聖一国師と家康公の縁を感じます。一方で明治になって徳川を頼って静岡に来た江戸他の幕臣を勝海舟などが骨を折って大井川の牧の原に入植させてお茶を作らせ、後に深蒸し茶の大産地になりました。当店のお茶は本山茶と牧の原の深蒸し茶を程よくブレンドして美味しい香味に仕上げてあります。」という風になります。
これに明治の茶園開拓や茶輸出、茶町の成り立ちなどが加わって「今・ここで・私達が」となります。
ものづくりには歴史と理由があります。
当店も歴史と存在理由を掘り下げてこれからもお茶作りに励んでゆきたいと思います。
今日の朝茶は「駿府本山茶/牧之原深蒸しブレンド」(1080円/100g)です。
本山茶の馥郁とした香り爽やかな味わい、深蒸し茶のまろやかな滋味がハーモニーを奏でるお茶です。 ( ^^) _旦~~
今日も1日、愉快にお過ごしください。 \(^o^)/
1煎目は60℃、2煎目は65℃で淹れました。 !(^^)!
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