昨日、静岡県主催の「美しい茶園でつながるプロジェクトキックオフセミナー」を聞いてきた。
前段の話は難しかったが、後半の山田桂一郎氏の話は面白かった。
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全国どこでも中山間地や漁村は限界集落に向かってまっしぐら。
それを食い止めるには山の中にお金が入り、お金が出て行かずにその地で回り、そこで暮らす人が豊かで幸せにならなければならない。その為の観光客誘致だ。
集落が機能するためには山の中に一つの主力産業だけではなく人々の生活が成り立つ様々な「業」が無くてはならない。それらが纏まって初めて受入れの基盤が出来る。
そして集客だ。遠くから海外を始めとする観光客に来て頂くためには、手間を掛けて付加価値を高め、「今だけ、ここだけ、あなただけ」の商品サービスを提供しなければならない。でなければ誰も来ない。
商品サービスの提供が出来てその結果村人たちが皆、笑顔で幸せな生活を営んでいたら観光客もさらに来るし後継者も戻って来て育つだろう。 ...。
などと云う事を1時間ほどの中でお話し頂いた。
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翻って当社の仕入れ先中山間地を見れば限界集落然り放任茶園も徐々に進行し美しい茶園は危うくなりつつある。いやこれは他の産地も同様だろう。
今日の朝茶は「奥藁科」。先日伺った大川収穫祭でもこの茶の生産者に会ってきた。
この香り、味わい。この茶を残すためには広い視野、長期のスパンでの取り組みが必要だと改めて思う。
さあ、この微力をどう使おうか!!! ( ^^) _旦~~
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