茶商が農家から仕入れるお茶を荒茶といいます。
粉や茎、大きな葉が混ざったお茶です。
茶商はこのお茶を1年分仕入れて、順番に仕上してゆきます。
粉や茎を外して綺麗な形に整え、火入れをして香味をさらにアップさせます。
今日の朝茶は、その荒茶。
今日の仕事の都合で火入れのウォーミングアップ用に出してきました。 ( ^^) _旦~~
荒茶には荒茶独特の風味があって新鮮な香りが心地よいです。
これに火入を施す目的は2つ。
1つは荒茶に含まれる水分5%を3%程度まで乾燥させること。
これによってお茶の劣化が防げます。乾燥しすぎても劣化が早くなります。
2つ目は火入によってお茶の持つ香味をさらに引き出すことです。
中級以下のお茶では少し強めの火入れをして香ばしい香りが生じるようにすることもあります。
さあ、今日の仕事、これから品評会のお茶を炭火で火入れです。
気合を入れて慎重に優しく火入れを施します。
この品評会のお茶、食事をして風呂に入って布団にもぐりこんでも鼻の周りをほんのり漂っているんですよね。
恐るべし品評会入賞茶です! !(^^)!
今日も充実した1日をお過ごしください。
荒茶1煎目。葉がまだ開き切っていません。 荒茶2煎目。葉が開き切って香味成分は殆ど出ています。
薄めの爽やかな味わいです。 渋味成分も出てきて濃厚な味わいです。
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