お客様から「このお茶どのように淹れれば美味しく入りますか?」という質問を受けることがあります。
その方のお好みや淹れる場面(シチュエーション)によっても変わるので大まかに「こんな具合」というのと
「薄ければこれを変えればいい」「渋ければここを変更」などとサジェスチョンします。
今日は「藁科」のお茶を使って説明します。
本山茶の中でも蒸し時間が少し長めの「藁科」穏やかな甘味が特徴です。
まず、茶葉12g、湯は60℃280cc浸出時間1分で始めます。
3つの茶碗に注ぎ分けます。真ん中に湯を半分注ぎ足します。右は同量注ぎます。
12gでは濃厚で練りきりのお菓子と一緒なら美味しくいただけそうです。
8gは非常にいいバランスでした。6gになると少し薄めになりますが量を飲みたい場合にはいい感じです。
2煎目も試しました。(画像なし)
さらに、65℃でも同じことを繰り返します。50秒に時間を短くしました。
60℃の時より渋みは少し少なく感じましたが、うま味はそれ以上に少なくなっています。
結果、60℃のほうがよさそうです。でもこれも人によって変わるでしょう。
さらに、浸出時間を検討すれば自分の思い描く香味になるでしょう。(下に続く ※)
60℃(左12g、中8g、右6g) 65℃(手前1煎目、奥は2煎目)g数量は60℃と同じ
2煎目は10秒くらいで浸出です。
2煎目は急須の目が詰まりやすくなるので注意が必要です。
※ 上のようなことをするには結構な量のお茶を使います。
それで簡便な方法もあります。
急須に茶葉を入れて想定した温度のお湯を入れます。
次に10秒ごとに豆茶碗に少しずつ注いでゆきます。
画像はわかりやすく豆茶碗を8個並べましたが自分でやるときには10秒ごとに入れては飲み淹れては飲みを繰り返します。
その中で美味しく感じる秒数を見当付けます。
こんな感じで美味しい香味の淹れ方を見つけてお楽しみください! \(^o^)/
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