研修のために取り寄せたお茶、その2。
埼玉県狭山茶、品種:「さやまかおり」。埼玉茶業試験場育成、1971年。
「やぶきた」の自然交雑実生。
要するにやぶきたの茶園で咲いた花にどこからか飛んできた花粉が付いて実がなったもの。
お母さんは「やぶきた」でお父さんは良く分からない。(^_^;)
渋味は少なめ、ツンと鼻を通り抜ける香りが特徴。
「やまかい」にも似た風情です。ちなみに「やまかい」は静岡茶試選抜のヤブキタ自然交雑実生、1967年。
ほぼ同じ時期に160~170㎞離れた場所で育成されたお茶がどこか似たような。兄弟と言えば兄弟かも知れない。
品種の来歴と香味の特徴はとても面白いですが、
その香味が時代の推移と共に受け入れられ方が微妙に変化してゆくのがさらに面白い。
嫌われ者が一躍晴れの舞台に載ってしまったり...。
お茶屋さんも常に頭を柔軟にしていなければいけません。 ( ^^) _旦~~
太田幸子
こんにちは
「さやまかおり」と「やまかい」どこか似ている風情というお話に共感いたしました。
以前「さやまかおり」を飲んで「やまかい」っぽさがある話したら周りからは変な目
で見られました。
すっきりしました。